「地球によく似た」惑星の話2 グリーゼ581c 4月26日のご紹介した地球によく似た」惑星を発見を もう少し詳しく調べました。場所は地球からてんびん座方向にあります。
グリーゼ581(Gliese 581)は、太陽系から約20.40光年離れたM2.5V型の赤色矮星です。1863年にBD-07°4003として、フリードリヒ・ヴィルヘルム・アルゲランダーによって初めて知られました。ドイツの天文学者、ウィリアム・グリーゼ(Wilhelm_Gliese)にちなんで名づけられました。今回発見されたのはグリーゼ581cで、太陽系から約20光年離れた、赤色矮星グリーゼ581の周囲を公転する惑星で内側から数えても第2惑星にあたります(惑星数は2007年現在3個発見されている)。
ハビタブルゾーン(宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境となる天文学上の領域)内の軌道を持つ可能性が高く、生命が存在する事が可能な表面温度(推定0~40 ℃(32~104 °FF))を持つ岩石型の惑星(地球型惑星)と期待されています。但し大気の成分や厚さ、表面に水が存在するか否かは現在のところ不明で、表面の重力は地球の2.2倍あります。
また惑星質量が地球の5倍と、太陽系の地球型惑星と比較してやや大きい惑星です。
さらに内側に海王星級の重さの惑星Gliese581b もあるそうで、地球より17倍の大きさです。3番目がグリーゼ581dで地球の約8倍の大きさで、周期は84日。
ちなみに赤色矮星(せきしょくわいせい)を説明します。直径が太陽よりずっと小さいサイズです。
表面温度が低い為、赤く光って見える(太陽は黄色っぽい)。 恒星としての寿命が長いこと。 赤色矮星は、宇宙で最もありふれた恒星であり、太陽の直径の1/3以下の直径を持ち、表面温度は3500度程度です。非常に小さいため、水素の核融合速度が遅く寿命が非常に長い(数兆年)。またヘリウムに核融合点火する程の温度にはならないため、水素が燃え尽きて寿命が尽きても赤色巨星にはならずに、そのままヘリウム型と言う白色矮星になると考えられています。 
大型連休もあと2日となりました。今日は天気が良く行楽地に出かけた方も多かったと思います。事故に気をつけて楽しんで下さい。私は「ニュートン」いう雑誌が好きでよく読みます。宇宙についての事が必ず載っているので好きな月刊誌です。別冊で宇宙のこともよく特集されています。皆さんもご覧になってみてはいかがですか。