- | HOME |
牛丼1杯 風呂10杯分(バーチャル・ウオーター)
- 2008/01/22(火) 18:29:15
牛丼1杯 風呂10杯分(バーチャル・ウオーター)
今日はきのうに引き続き、「水危機」のパート2です。讀賣新聞にきのうから連載されている記事ですが本当に考えさせられる内容です。私達の食卓に並ぶ料理の食材には、多くの水が使われています。米や野菜を栽培したり、牛のえさになる穀物を作ったりするのにも水は欠かせません。
仮想水(バーチャル・ウオーター)と呼ばれる言葉があります。以下引用文
農産物の生産や製品の製造、輸出入することは、その際に必要となる水(仮想水)を、購入者が間接的に消費したことになる。たとえば、日本は多くの農産物を輸入しているが、輸出国では栽培のために水が消費されており、それを仮に国内で栽培しようとすると多くの水、すなわち仮想水が必要となる。この、農産物の輸入によって日本が節約できた水資源を仮想水と呼ぶ。ロンドン大学のアラン教授によって1990年代初頭に提唱された。農産物などの輸入(移動)による水資源が足りない地域における水資源の節約や水資源の自給率向上の議論などで使用される考え方である。食パン1斤ができるまでに必要な水は500〜600リットル、ステーキ200グラムが食卓に届けられるのに必要な水は、約4000リットルであるといわれている。東京大学の沖大幹助教授らは、仮想水の総輸入量は約640億立方メートル/年と推計しており、これは、日本国内での総水資源使用量約900億立方メートル/年の3分の2程度にあたる。また、そのうちの約6割がアメリカからであると推計している。ミネラルウオーターなどの輸入量は2000年において年間19.5万立方メートルであることから、年間3000万トンに及ぶ輸入食糧に含まれる間接的な水量は、直接的な水の輸入量よりはるかに多いものと考えられる。
仮想水が最も使われる代表的な食材は肉です。牛や豚のえさになる穀物の栽培に大量の水が使われるからです。鶏肉1キロに4.5トン、豚肉6トン、牛肉にいたっては20トンの水が使われています。自給率が40%の日本では多くを輸入に頼っています。その輸入量が一番多い米国では、深刻化する水不足にみまわれています。気候変動による、降雨が減ってきているのとかんがいが、進んで作物を栽培を増やしているのが原因です。もともと、東京の20分の1の降雨量しかないところでさらに少雨・水の需要が増えて危機的な状況です。
最近の穀物などの値上がりはバイオ・エタノールだけではなく、気候変動や需要の拡大で水不足が進行しているのです。

この記事に対するトラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にコメントする
- | HOME |


この記事に対するコメント